クラッチシュー交換レポート

                         by 赤Zealけい@銀スペさん

 

2007年5月、通キング・マシーンBBSは、流星7号さんのスレッド『クラッチ交換』で盛り上がっていました。

そんなある日、『クラッチ交換』にもレスされていた 赤Zealけい@銀スペさんから直メールを頂きました。

メールを見てビックリ!!画像がテンコ盛りのクラッチ交換レポートでした。

クラッチを分解した経験の無い自分には、大変有難いレポートでした。

自分のポッケには大き過ぎるって事で、御許可をいただき 通キング・マシーンで公開させて致します。

どうも有り難う御座います。m(_ _)m

 

流星7号さんのスレッド『クラッチ交換』での走行距離、クラッチシュー残量をまとめてみました。

・ 流星7号さん

・ 坂本峠最速さん

・ GTNVさん

・ 赤Zealけい@銀スペさん

33,311km

45,000km

35,583km

37,800km

残量2mm・1mm・0mm(3個でバラツキ有り)

残量0.5mm

残量1o

残量2mm

(サービスマニュアルには、クラッチシューの消耗限界は2mmと記載されています。)

 

以下、白文字が赤Zealけい@銀スペさんによるレポートです。

 

 

 

クラッチシューを交換しました。
シューは1mm位まで減っていると思っていたが、実際には2mm弱残っていました。
クラッチが繋がり始め 車体が進みだした時に、クラッチが鳴いていたので交換しようと思ったのですが、

鳴きの原因はシューの減りではなく、クラッチシューの支点である軸とシューの動きが渋くなり

低い回転数ではシューが拡がり難く、回転が上がり遠心力が強くなるまで滑っていたようです。

クラッチシュー交換の他に セカンダリプーリーのトルクカムのグリス交換などを行いました。

 

作業レポート

@     クラッチアウタを外し、セカンダリプーリーを軸から取り外す。

 

A    クラッチスプリングコンプレッサを持っていないので、プーリーホルダで押さえて

ネジ径28mmのナット クラッチ/ドリブンプーリーASSYナット(工具は36mmくらい)を軽く緩めました。

 

センタースプリングのバネの力が掛かっているので、足で押さえながらナットを外し、

プーリーとセンスプとクラッチに分ける。

 

B    クラッチスプリングを外す。
作業をした感じではスプリングを外す時は、バネから出ているフックの短い方を先に外すとやり易かった。

C    クラッチを止めているクリップとワッシャを外す。
ラジオペンチでも外せるが、クリップが跳ねて無くならないように行う。(一応クリップは新品を購入した)

握ると広がるタイプのスナップリングプライヤを使った。

D    クラッチシューを外す。

私のはシューの取り付けてある支点の軸のところで固着しかかっていて抜け難かった。(普通は簡単に外れるはず)

 

E    クラッチダンパーのラバーゴムを新品に交換する。

F    クラッチシューの支点の軸を清掃する。(固着していたから)

G    新品のクラッチシュー → ワッシャ → クリップ(ラジオペンチで簡単にはまる)の順で取り付ける。

 

H    クラッチスプリングを取り付ける。 

  外した時とは逆にスプリングから出ているフックの短い方を先にはめてから 長いほうのフックを引っ張りながらはめた。

 

I    あとは逆の手順で組み付ける。(ナット28mmは前にナットの角がナメてしまったので交換した)   

 

クランクケースを開けたついでにウエイトローラーを交換
(他車種の純正で9.5gの物)
ライブディオJ用 品番 22123-GAV-630 (9.5g) 6個 800円 社外品より安くて丈夫で長持ち。

 

余談、設定が出しにくかったので、センタースプリングスライダは外しました。

      写真04 セカンダリプーリーのトルクカム側(ムーバブルドリブンフェイス)の O-リングの位置はワザと変えてます。

      写真13 ドライブプレートにスプリングシートを貼り付けてあります。

 

画像をクリックすると元画像が表示されます。

 

 

02.セカンダリプーリーと

00.購入部品

 

 

 

01.セカンダリプーリー

センタースプリングスライダベアリング

03.セカンダリプーリーと

センタースプリングスライダベアリング

 

04.セカンダリプーリートルクカム

 

05.セカンダリプーリートルクカム

 

06.セカンダリプーリートルクカム

 

07.クラッチ

 

08.スナップリングプライヤ

 

09.サークリップ6mmの取り外し

 

10.クラッチシュー新旧

 

11.クラッチシュー新旧

 

12.ラバークラッチダンパ新旧

 

13.ラバーダンパとクラッチ取り付け

 

14.ワッシャとサークリップ6mmの取り付け

 

15.スプリングクラッチ新旧

 

16.スプリングクラッチ取り付け

17.スプリング外す時 写真内の番号 1

付ける時 写真内の番号 2

 

 

 

H21.05.31 補足訂正します。

センタースプリングスライドシステムは、スペ純正部品ではありません。

DIO用のパーツを加工し取り付けられたパーツです。

チューンのひとつとして紹介しているつもりでいましたが説明が抜けておりました。

お詫びして訂正させていただきます。

因みに黄色い弾丸は購入までで、加工・取り付けには到っていません(>_<)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれこれ

next

 

 

 

 

 

 

 

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